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キプロス(CYPRUS)って?
「キプロス」とは地中海に浮かぶ美しい島国です。面積は9,251k㎡、四国の半分ほどの大きさですが歴史は大変古く、約1万年前、新石器時代の「村落」跡も発掘されています。ヨーロッパ、アジア、そしてアフリカ三大陸が交差するとても重要な場所にあるため太古の昔から様々な民族や文化が行き交ってきました。住民はそのほとんどがギリシア人で、ギリシア語を母国語とし、ギリシア正教を信仰しています。
ギリシア神話の愛と美の女神アフロディーテ(ローマ神話ではヴィーナスと呼ばれています)の誕生地はキプロスです。イタリアの画家ボッティチェリ作「ヴィーナスの誕生」という絵画はあまりにも有名ですが、波の穏やかな海に浮かぶ貝の上に立つ裸身の美女アフロディーテは西風ゼピュロスによってキプロス島まで運ばれました。
青い海に輝く太陽、キプロス杉や松の茂る山もあります。ポピーやシクラメン、ブーゲンビリヤなど咲き乱れる花々の鮮やかさ、オレンジ、レモン、葡萄など食べきれないほどの果実、海の幸山の幸に恵まれた美しく豊かな島だからこそアフロディーテはその誕生の地として選んだのです。
その後数世紀の間、キプロスはアフロディーテ信仰のメッカとして栄えました。アフロディーテ神殿には島内各地から、また近隣の国々から多くの巡礼者が訪れます。キプロスの人々はその巡礼者のために宿を提供し食事を共にしたりと、とても親切にもてなしました。そのもてなしのこころはキプロスならではの「ホスピタリティー」として現代にも受け継がれています。
キプロス料理
「地中海の島のめぐみ」がそっくりそのまま食卓に再現されたのがキプロス料理ですので、ヴァラエティーがありすぎて食べるのに大変です。
イカやタコはフライ、煮込み、マリネにして。塩とオリーブオイルでグリルした魚にはレモンをたっぷり絞ります。
羊、豚、鶏、牛、野禽などからもいろいろな料理を作ります。庭先にある粘土製オーブンで羊や牛肉を野菜と一緒に8時間以上蒸し焼きにしたもの、腸詰肉や串焼き、コリアンダーをたっぷり入れた肉のワイン煮込み、スモークハム等々際限がありません。
新鮮で味わいのある野菜、オリーブ、豆、じゃが芋やセレベスなどのイモ類、そしてチーズもよく食べます。
キプロスではつい最近まで、パンやチーズはもちろんのこと、オリーブオイルやワイン、スモークハム、挽き割り小麦などを家庭で作ることはごくあたりまえでした。ところが現代世界の潮流に伴い、工場で生産されたチーズやハムをスーパーで買い求める家庭が多くなりましたし、また、ファーストフードも浸透しつつあります。
しかしその反面、伝統食すなわちスローフードを重んじる動きも高まっています。自家菜園で収穫した野菜や果物、野生のハーブなどその地域の食材から作った料理が自慢のホテル、キプロス伝統の「ハルミーチーズ」作りが体験できるホテルなどが人気になっています。
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