マタミス ブリュット スパークリングワイン’09 (白)
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商品詳細
青山敦子先生によるテイスティングコメント
Matamis Brut Sparkling Wine 2009
〜アシリティコを樽で一次発酵させ24ヶ月瓶内熟成を経た、一度飲めば忘れることのないレアなワイン〜
<産地の特徴>
エーゲ海に浮かぶキクラデス諸島の島。土壌が複雑な火山性土をベースとした砂質であり、有機物と水分がゼロに近いので、サントリーニは一度もフィロキセラに侵されたことがありません。そのため、ブドウ樹は自根で100年を超えるものが多々あります。 生育期にはほとんど雨が降らないため、唯一の潤いを与えるのは朝夕の霧。この貴重な水分を保持し、エーゲ海からの強い北風から保護するために、ブドウ樹はクルーラと呼ばれるバスケット状に仕立てられます。 この島の代表品種はアシルティコです。鋭角な酸と塩味を帯びたこの辛口白ワインは唯一無二の個性を持っています。また、Vinsanto(ヴィンサント)と呼ばれる天日干しのブドウから造られた伝統的な甘口白ワインをも産出します。
<テイスティングコメント>
アンバーがかったゴールド色。甘やかで奥行きのあるアロマ。アプリコット、カリン、バニラ、リコリスのスィートスパイス、アップルタルト、カラメル、ウォーツナッツ。
口に含むと、カラメルの甘やかさ、そして、折り重る複雑なフレーヴァーをしっかり感じます。続いて、アシリティコ由来の引き締まった高い酸味がワインを引き締め、塩味が腰のあるマウス・フィールをワインに与えています。塩味と旨味が印象的なフィニッシュは複雑で、非常に長く持続。
<このワインとのペアリング>
豚の角煮、栗の渋皮煮やマロングラッセのなどのデザートにも
青山敦子先生
アカデミー・デュ・ヴァン・ワインスクール
【WSET資格取得コース主任講師】
WSET®Level 4 Diploma/WSET®Certified Educator
2018年 Wines of Greece World of Greek Wine Program 最優秀賞
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サントリーニ島のアシリティコ種を使った魅力的なワインは、豊かな輝きのある最高級クラスのスパークリングワインへと導きます。
イエローゴールド。ミネラルを感じる豊かな香り、そして青リンゴと柑橘類に、高貴な樽のかすかな香りがブレンドされ、口の中は優雅でフレッシュな酸味と長い後味で溢れる。長時間続くリッチな泡。
※スパークリングワインは高いガス圧が含まれておりますので、振ったり、高温になるところでの保存を避け、よく冷やしてお飲みください。
Matamis BRUT SPARKLING WINE
生産者:マタミス ワイナリー
原産国:ギリシャ
地方名:エパノミ
葡萄収穫:サントリーニ島
品種:アシリティコ100%
年間生産量:3,493本
平均収量:2,500kg/ha
標高:366m
樹齢:10年
土壌:火山岩質土壌
醸造:シャンパーニュ方式 熟成24ヶ月未満
酸度:8,5
残留糖度:Brut(12g/L以下)
pH :3,1
圧力:6 bar
味のタイプ:ドライ
内容量:750ml
アルコール度:12%
適温:6-8℃
ヴィンテージ:2009年
おすすめ料理:油分の多い魚、スモーキーな貝
ソフトチーズとの相性も良い
マークはギリシャの固有品種です。
ギフトラッピングは「1本用ギフトボックス」のみ
有償で承っております。
別途ご注文ください→1本用ギフトボックスについて
ギリシャ固有品種

アシリティコ種
サントリーニ島の土着品種。ギリシャの最高の白品種、強風が吹き荒ぶ休火山の高台で、小さな鳥の巣状の丸い形に仕立てられて栽培されます。
濃縮された果汁分、濃く、ミネラル分、そして酸味等の豊かなワインができます。完熟状態でも酸度が高いブドウです。
Asyrtiko(アシリティコ)の由来
サントリーニ島のぶどう品種を表す言葉は、古代ギリシャ語の動詞Ασύρω(asyro/アシロ)に由来し、“収縮”を意味するだけでなく、“長引かせる”などの意味も持ちます。
サントリーニ島ではその昔、アシリ種が一番に収穫された品種で、アシリティコは主に島の有名なデザートワイン、ヴィンサントに使われ、過熟され、収穫後は天日干しされていました。
こうして現在のAsyrtiko(アシリティコ)は、Ασυρω-τικο* Asyro-tiko(アシロティコ)→Ασυρι-τικο*(Asyri-tiko(アシリティコ)→Ασυρτικο(Asyrtiko/アシリティコ)と書かれるようになったようです。
ワイナリーテッサロニキ地方

「ワインは生産者の人柄と個性をそのままに表しています」by マタミス アポストロス
ワイン部門でのマタミス アポストロス氏の旅は30年以上に渡り、その間、彼はワイン醸造、ブドウ栽培、科学のすべての段階を経験してきました。 1981年にギリシャのテッサロニキで農学の研究を終え、ディジョンフランス大学に向けて出発し、D.N.O(ワイン学)および、ブドウ栽培のD.E.R.(環境研究)を取得。高いレベルの知識を持つことで選ばれた彼は、アロース コルトン ブルゴーニュの「Domaine Louis Latour(ルイ・ラトゥール)」で働きはじめます。
1987年、彼はギリシャに戻り、国内の多くの地域にブドウ園を持つ最大級のワイナリーの醸造家として働き始めます。その後ワイナリーを退職し、ギリシャおよび海外のさまざまなワイナリーの顧問醸造家として働き、2007年以降、アポストロス氏は息子の会社で働き始めました。彼の信頼と経験、そして彼のワイン造りの成功は、ヨーロッパのワイン醸造を行う同業者からも尊敬を集めています。彼の目的は2人の息子イアンニスとステリオスとともに、ギリシャのブドウ園の発展とそのダイナミックさを促進し、ギリシャワインの新しい道を探ることです。
◆エパノミ◆
エパノミはマケドニアのテッサロニキ地域にあります。
オリンポス山に面し三方を海に囲まれ、穏やかな冬と涼しい夏は理想的なワイン産地としても有名です。また「ナチュラ2000」に含まれる“ファナリ村”の湿地は水鳥の保護区であり自然保護区でもあります。
エパノミでは、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、ヴィオニエ、グルナッシュ、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、ムールヴェードル、シラーなど多くの国際品種に加え、ギリシャのブドウである、アシリティコ、クシノマヴロ、マラグジア、リムニオ(レムニオ)、マヴロトラガノなどが栽培されています。
テルマイコス湾の東に位置するこの地域のブドウ園は、ギリシャで最も成功しているPGIワインの1つであるPGIエパノミワインを生産しています。
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