地球上で歴史あるブドウ畑"ギリシャ"から
世界で最も研ぎ澄まされたあなたの味覚へ
ギリシャが他に類を見ないワインを生み出すわけ。
それは世界を凌ぐワイン文化のルーツとドラマティックな地形にあります。
さわやかな白とエレガントな赤は、すでに日本が誇るシェフやソムリエの注目の的。
さぁ、次はあなたがギリシャワインの虜になる番です。
除草剤・化学肥料を一切使用していない。昔ながらの害虫予防法は、年1、2度の硫黄散布のみ。
オーガニック畑で育んだブドウから作られたワインをご紹介します。
ギリシャワインは
5つの地域に分けることができます。
ギリシャ北部
 ギリシャ北部は山々が連なり、一面にブドウ畑やリンゴなどの果樹園が広がります。緑豊かなその風景は一般的なギリシャのイメージとは異なりますが、どこか懐かしい。
 オスマン帝国からの独立戦争時には、激しい戦いが行われた歴史ある土地でもあります。ギリシャ北部で最も重要な産地は「ナウサ」であり、ギリシャを代表する黒ブドウ品種「クシノマヴロ」が栽培されています。
 ギリシャで最も厳格なナウサの辛口赤ワインは、イタリア ピエモンテのバローロに匹敵する品質です。
中央ギリシャ
 ギリシャの首都アテネが位置する中央ギリシャは、国内で最も暑く乾燥したワイン産地として知られています。また、古代から引き継がれた製法でつくられる「レッチーナ」がうまれた土地でもあります。ギリシャ神話では、ワインの神ディオニソスがアテネの人々にブドウ畑とブドウを与えた、とあるほどブドウ栽培とワイン醸造の歴史が長い産地です。
 中央ギリシャ、またギリシャ全土で最も栽培されている土着品種「サヴァティアノ」はレッチーナの原料としても知られていますが、巧みな職人たちの手により、優れた辛口白ワインも生み出されています。
- 主な赤品種
 - マヴロクンドゥラ
 - シラー
 - カベルネ・ソーヴィニヨン
 - リムニョナ
 
- 主な白品種
 - サヴァティアノ
 - アシリティコ
 - マラグジア
 - ソーヴィニヨン・ブラン
 
ペロポネソス半島とイオニア諸島
 ギリシャ独立のため革命戦争が勃発した土地、ペロポネソス半島。この半島ではネメアを始め、マンティニアやパトラスなど、多くの有名なワイン産地が存在します。代表的なワイン産地は「ネメア」。土着品種の「アギヨルギティコ」から幅広いスタイルのワインを生産します。アギヨルギティコのワインはその色の濃さから「ヘラクレスの血」という別名があり、また古代からシンポジウムのためのワインとして人々に飲まれているほど、長いワイン醸造の歴史を持ちます。
 一方イオニア諸島に浮かぶケファロニア島やザキンソス島などの島々は、ヴェネチアによる支配が長いことからかつては貴族制度が存在し、その貴族たちがワインを生産してきました。息をのむような美しいイオニア海の風を浴びて育ったブドウたちが作り出す、高品質な白ワインはイチオシ。
- 主な赤品種
 - アギヨルギティコ
 - マヴロダフニ
 - カベルネ・ソーヴィニヨン
 - マヴルディ
 
クレタ島
 ギリシャ最大であり、最南端に位置するクレタ島。天候と土壌にとても恵まれているため、ヨーロッパで最も古い文明の1つ「ミノア文明」が発祥した土地でもあります。また、地中海式ダイエット発祥の地でもあるクレタ島では、豊富な食材が採れ、ブドウもそのうちの1つです。
 クレタ島はギリシャで最も古いワイン醸造用の機材が発掘されており、国内でワインの歴史が最も長いとされています。多種多様なユニークな土着品種が存在し、様々なスタイルのワインが生産されています。
エーゲ海の島々
青い海、白い建物。そんな憧れの情景が広がるエーゲ海の島々。それぞれの島で古くからワインは生産されています。その中で最も重要な産地が「サントリーニ島」。美しい景色とは裏腹に、雨量が極端に低く、日射が強いその環境はブドウにとってはとても過酷。先代から代々引き継がれた独自の栽培方法でブドウを栽培し、世界で認められる高品質なワインを生産しています。
 
   















